25.1 環境変数の活用
- リソースやサービス設定、またフローの設定において、ファイルのパス、アクセスするサーバのユーザーID、パスワード等、環境に依存する要素は環境変数を使用して指定します。
- 本番移行時はmagic.iniファイル、ifs.iniファイルの環境変数の値を、本番環境で使用する値に修正する必要があります。
- 環境変数を使用せずに直接記述すると、本番移行時、スタジオでプロジェクトを開き、フローの設定値を修正して、再度ビルドする必要が生じてしまうので注意しましょう。


ソリューションレベルのフォルダをxpiサーバー、もしくはxpiサーバーからアクセスできる場所に配置します。
※基本的に配置場所の制約はありません。
| No. | ファイル名 | 内容 |
| ① | ifs.ini | プロジェクトごとの環境変数などを設定するファイル。 |
| ② | start.xml | プロジェクト起動時のインスタンス数、ワーカスレッド数などを定義する設定ファイル。 |
| ③ | Startショートカット | プロジェクト起動用のショートカット。 |
| ④ | Stopショートカット | プロジェクト停止用のショートカット。 |
| ⑤ | projectsStartup.xml | GigaSpacesが起動したときに、自動起動させるプロジェクトを記載するファイル。 |
※No.①~No.④は<ソリューションフォルダ>\<プロジェクトフォルダ>内にあります。
※No.⑤は<xpiインストールフォルダ>\Runtime\Config内にある「projectStartup.xml.example」をコピーして作成し、同フォルダに配置します。
【① ifs.ini】
| No. | セクション | 項目名 | 修正内容 |
| 1 | [MAGIC_ENV] | LicenseName | 本番用サーバライセンスを設定。 |
| 2 | [MAGIC_LOGICAL_NAMES] | projects | 実行環境のプロジェクト配置場所を設定。 |
| 3 | ユーザ定義の環境変数 | 実行環境での値を設定。 |
[MAGIC_ENV]LicenseName
![[MAGIC_ENV]LicenseName](https://www.magicsoftware.com/wp-content/uploads/2021/04/MAGIC_ENVLicenseName-1024x491.png)
[MAGIC_LOGICAL_NAMES]projects
![[MAGIC_LOGICAL_NAMES]projects](https://www.magicsoftware.com/wp-content/uploads/2021/04/MAGIC_LOGICAL_NAMESprojects-1024x420.png)
【② start.xml】
| No. | 要素 | 属性 | 修正内容 |
| 1 | Project | ProjectsDirPath | 実行環境のプロジェクト配置場所を設定。 |
| 2 | Server | host | 実行環境のホスト名を設定。 |
| 3 | alternateHosts | クラスタ構成の場合、代替機のホスト名を設定。 | |
| 4 | NumberOfWorkers | ワーカスレッド数を設定。 | |
| 5 | NumberOfInstances | インスタンス数(exeのプロセス数)を設定。 |


【③ Startショートカット】

【④ Stopショートカット】

【⑤ projectsStartup.xml】
※ 22_第22章_Magic xpiトレーニング_Magic xpiのアーキテクチャー.pdf 「22.2 Magic xpiの各種設定ファイル」参照
