Magic xpiトレーニングテキスト
8. 演習1

8.1 DB → CSV出力

  • 第7章で使用した「商品マスター」テーブルのレコード内容をCSVファイルに出力するフローを作成してみましょう。

 

【ビジネスプロセスとフローを追加】

  • ソリューションエクスプローラでプロジェクト名「MagicxpiSample1」を右クリックし、「追加」→「ビジネスプロセス」をクリックします。
  • 新規にビジネスプロセスが追加され、同時にフローが追加されます。
  • ビジネスプロセスとフローの名前を、それぞれ「DB→CSV」、「DB→CSV出力」に変更します。

ビジネスプロセスとフローを追加

 

【フロー作成】

  • 「DB→CSV出力」フローをダブルクリックし、フローエディタを開きます。
  • ツールボックスからデータマッパをフローエリアに貼り付け、ダブルクリックしてマッパ画面を表示します。

フロー作成

 

  • ツールボックスからDataBaseを送り元へ、Flat Fileを送り先へDrag&Dropします。

ツールボックスからDataBase

 

【送り元の設定】

  • 送り元プロパティのウィザードで、SQL文を作成していきます。
  • 「有効なテーブル」欄で「MSSQL商品マスター」を選択し、「追加」ボタンを押します。

送り元の設定

 

  • 「使用可能列」欄で「MSSQL商品マスター」を選択し、「追加」ボタンを押します。

「使用可能列」欄で「MSSQL商品マスター」を選択

 

  • WHERE句とORDER BY句には何も指定しません。
  • ウィザードで作成されたSQL文を確認します。

WHERE句とORDER BY句

 

  • データマッパーの送り元に項目が表示されることを確認します。

データマッパー

 

【送り先の設定】

  • 送り先のプロパティを以下のように設定します。

送り先の設定

 

送り先タイプ File
ファイルパス EnvVal (‘currentprojectdir’) &

‘Output\商品マスタ.csv’

ヘッダー行を作成 No

 

【フラットファイルの詳細設定】

  • 追加ボタンを押し、FlatFileの項目を9項目作成します。

フラットファイルの詳細設定

 

  • マッパ画面に戻り、送り元項目と送り先項目を下記のようにマッピングします。
  • これでフローの作成は終了です。

DB → CSV出力

送り元 送り先
商品番号 Name1
商品名 Name2
販売価格 Name3
在庫数量 Name4
仕入先コード Name5
作成日 Name6
作成時刻 Name7
更新日 Name8
更新時刻 Name9

 

【フローデバッグ】

  • ソリューションエクスプローラで「DB→CSV出力」フローを右クリックし、デバッグします。

フローデバッグ

 

【Magic モニタの確認】

  • Magic モニタで実行状況を確認します。

Magic モニタの確認

 

【ファイルの確認】

  • ファイルが作成されたことを確認します。
  • メニュー > デバッグxpi > デバッグ停止でデバッグを停止します。

ファイルの確認

8.2 プロジェクトビルド → Magic モニタで実行

  • ビルドを行う前に、チェッカーを使用して文法上のエラーがないか確認します。
  • 文法上のエラーがなくなったら、プロジェクトをビルドしてMagicモニタから実行し、「メール監視」フローと「ファイル監視」フローの動作を確認しましょう。

 

【チェッカー】

  • チェッカーは、ステップ、フロー、BP、プロジェクトレベルで実行できます。
  • ここではプロジェクトレベルでチェッカーを実行してみましょう。

チェッカー

 

【チェッカー結果の確認】

  • チェッカーの結果はチェッカー結果ペイン、ステータスバーで確認します。
  • エラーや警告の行をダブルクリックすると、該当箇所に遷移します。

チェッカー結果の確認

 

【ビルド】

  • 作成したプロジェクトをMagic xpi サーバで実行するために、プロジェクトをビルドして実行形式にします。ビルドメニューには以下の3種類があります。
ソリューションのビルド 修正したプロジェクトの差分をビルドします。
ソリューションのリビルド プロジェクト全体を再ビルドします。
ソリューションのクリーン プロジェクトフォルダ下の下記のファイルとフォルダを削除します。

  <プロジェクト名>.ibp

  Tempフォルダ

  _optフォルダ

  mappergenerateフォルダ

  •  ビルドとリビルドを実行すると、最初にチェッカーが実行され、エラーがある場合にはビルドは実行されません。

 

【ビルドの実行】

  • メニュー > ビルドからリビルドを実行します。
  • Magic xpi のプロジェクトは、ソリューション1つにつき、プロジェクトが1つなので、ソリューションのビルドもプロジェクトのビルドも違いはありません。

ビルドの実行

 

【ビルド結果の確認】

  • ビルドの結果はステータスバーで確認します。

ビルド結果の確認

 

【デバッグ実行後のビルド】

  • 一度デバッグを実行したプロジェクトを、ビルドしようとする下記エラーが発生することがあります。
  • デバッガのサービスがプロジェクト内のファイルを掴んだままとなってしまっているため、ビルド時このエラーが発生した場合は、デバッガサービスを再起動してから、再度ビルドしてください。

デバッグ実行後のビルド

 

【Magic モニタでのプロジェクト実行】

  • ビルドしたプロジェクトをMagic モニタで実行します。

Magic モニタでのプロジェクト実行

 

【データ削除】

  • メールを送信する前に、商品マスターのデータを削除しておきます。

データ削除

 

【メール送信】

  • Mozilla Thunderbirdを起動して、メールを送信します。

メール送信

 

【Magic モニタの確認】

  • Magic モニタで実行状況を確認します。

Magic モニタの確認

 

【データの確認】

  • DBテーブルにレコードが追加されたことを確認します。

データの確認

 

【ファイルの確認】

  • ファイルが作成されたことを確認します。

ファイルの確認

 

【データ削除】

  • ファイルをコピーする前に、商品マスターのデータを削除しておきます。

データ削除

 

【ファイルの配置】

  • CSVファイルを監視フォルダにコピーします。

ファイルの配置

 

【ファイルの確認】

  • ファイルが移動されたことを確認します。

ファイルの確認

 

【Magic モニタの確認】

  • Magic モニタで実行状況を確認します。

Magic モニタの確認

 

【データの確認】

  • DBテーブルにレコードが追加されたことを確認します。

DBテーブルにレコードが追加

 

【Magic モニタでのプロジェクト停止】

  • プロジェクトを選択し、「停止」ボタンを押します。

Magic モニタでのプロジェクト停止

【タイムアウト値の設定】
「OK」ボタンを押した瞬間、全てのトリガが停止し、プロジェクトは新しいリクエストを受け付けなくなりますが、すでに処理中のリクエストについては、タイムアウト値に達するまで処理が継続されます。

※通常はアクティビティログで処理が完了していることを確認してからプロジェクトを停止してください。
※即時停止したい場合は最低値「1」を指定します。