モバイル系アプリ開発環境と体制の整備/賞味期限確認システムの運用開始で間違いを徹底排除

永谷園

永谷園


プロジェクト

お客様: 業種: ソリューション :
(株)永谷園
東京都
飲食料品製造・販売

 

目的

  • iOSで稼働するアプリが作れる開発環境と体制の整備
  • 製品に記載されている賞味期限の印字チェックの自動化による人為的ミスの防止と管理面の強化
  • 業務のデジタル化とペーパーレス化

成果

  • 情報システム部のモバイル開発に対する意識改革
  • 情報システム部 4名 が Magic xpa の技術習得
  • 賞味期限確認システムを開発。作業の効率化を実現
   

Magic xpa は、1本プログラムを作れば、iPhone/Android/Windowsでもマルチに稼働する。しかも、超高速開発ツールである。まさに、探していた開発ツールでした。

執行役員 管理本部 情報システム部長
川又 幸夫 様 

  Magic xpa を導入しての一番の効果は、開発者のモバイル系開発に対する意識改革でした。
マジックの手法は驚きです。


管理本部 情報システム部
開発課長 企画課長  鈴木 務 様

 

社員からアイデアを募集して、 iPadを利用したシステムを作って行きたいと思っています。

茨城工場 設備グループ
マネージャー  渡部 一弘 様

 

1953年に株式会社永谷園本舗(現株式会社永谷園ホールディングス)を設立、2015年に持株会社体制に移行した際、飲食料品の製造販売会社となる。現在は、市販品・業務用商品合わせて約370品を永谷園ブランドとして展開。「お茶づけ海苔」をはじめとするお茶づけシリーズ、即席みそ汁「生みそタイプみそ汁 あさげ」、フライパンひとつで簡単に作ることができる「麻婆春雨」、「松茸の味お吸いもの」、ちらしずしの素「すし太郎」、「チャーハンの素」、「おとなのふりかけ」などのロングセラー商品も多い。

本社:東京都港区西新橋、製造拠点:茨城・岡山の基幹工場およびグループ企業含む、全国7箇所。


(株)永谷園(以下、永谷園)は、「味ひとすじ」の企業理念のもと、お茶づけ海苔・ふりかけ・即席みそ汁等の数々の「ロングセラー商品」を開発・販売している食品メーカーです。

2017年3月に Magic xpa で 賞味期限確認システム を開発し運用をスタートしました。始めに Magic xpa を採用した経緯について、管理本部 情報システム部長 川又 幸夫 様にお伺いしました。

「弊社では、開発言語はColdFusionでパソコンを基盤としたWebベースのシステムを開発していました。そんな中、営業活動の効率化の一環として、全営業担当者にiPhoneを支給しました。

当初は、グループウェアとEメールだけを使用していましたが、iPhone活用促進のため、iOSで稼働するアプリが作れる開発ツールを探すことになりました。弊社の限られたシステム開発人員で最大の成果を出すために、超高速開発ツールであることを前提に探しました。」

そこでMagic xpa に出会い、セミナーに行って勉強したところ、これなら自分たちにも開発できると思い、他のツールも含め比較検討に入ったそうです。

「他の超高速開発ツールはJavaなどのソースコードを生成するのに対し、Magic xpa は、コードを生成しない実行エンジン型のツールなので、開発手法の習得がしやすく、プログラム開発の生産性が最も高いと判断し、Magic xpa を採用しました。」(情報システム部 鈴木様)

 

賞味期限確認システムを運用開始し、間違いを徹底排除

『賞味期限確認システム』とは、大袋、化粧箱、出荷用段ボール箱のバーコードをiPadで読み取り、次に、印字された賞味期限日付をカメラで撮影。その画像データからOCRソフトで日付を認識します。基幹システムの商品マスタに登録されている賞味期限の日付と、生産された工場を表す記号を、自動的にチェックを行い、賞味期限の印字ミスを防止するシステムです。

複数の印字パターンが存在する永谷園の商品パッケージを使って検証をした結果、一番認識精度が高かった、パナソニック ソリューションテクノロジーの、『活字認識ライブラリー』を組み込んで開発を進めました。

また、システム開発はMagicパートナーの奏風システムズ株式会社(本社:新潟県新潟市)が担当しました。

「システムを導入する前は、印字されている賞味期限を1文字ずつ目で確認し、ボールペンでチェックを入れていました。また、管理表に商品の賞味期限を切り貼りしたり、転写していましたので、作業効率が悪く、人為的ミスが発生するリスクもありました。

また、管理表は3年間保管する必要があり、問い合わせがあると、一枚一枚探す必要がありました。賞味期限システムの導入で、作業のミスを防止することもでき、履歴をトレースできるようになりましたので、作業の効率と管理がとても良くなったと思います。 」

「こちらから簡単なイメージを提示すると、早速次の打ち合わせ時にはプロトタイプで画面イメージを作って見せてくれました。プロトタイプのシステムがクラウド上にあり、実際にiPadの画面を見て現場で試しながら要望を伝えることができたので、やりたいことをシステムに反映できたと思います。」  (茨城工場 設備グループ 渡部 様)

最初の打ち合わせからわずか1週間でプロトタイプを作成し、3回程度の修正を繰り返し、3ヶ月後にはシステムの運用が開始されました。

「当初、工場からの要件は、日付をチェックして商品マスタと比較するだけ、と簡単なものでした。しかし、プロトタイプを試していくにつれ、チェック項目が増え、検索機能や、承認機能など要件が増えていきました。

工場とかなり早いスピードでやりとり対応が進んでいると感じました。もし、今までのやり方だったら、きっちり仕様書を作成し、承認を得るまで始められず、変更が利かないし、余計に時間がかかっていたでしょう。

開発中も、運用後も、改善要望を出すと、出来るところは直ぐに対応してもらえました。柔軟にやり直しができて、自由度の高い Magic xpa だからこそできたやり方です。ユーザー側も、「こんな感じでどう?」「あれは?」などフランクにやり取りできたので、本当にやりたい、良いシステムを作り上げることができたと思います。」(情報システム部 鈴木 様)

 

Magic xpa でモバイル開発環境と体制の整備・意識改革へ

情報システム部のオープン系の開発人員は6名。そのうち4名がMagic開発者です。

「Magic xpa を導入しての一番の効果は、開発者のモバイル開発に対する意識が大きく変わったことです。ウォーターフォール開発のように仕様書をきっちり作る手法は、後からこう決めたじゃないかと言えるので安心感がありましたが、時間と手間をかけてソースを書かなくても、まずは試しでさくっと作って、こんなイメージでどうですか?という Magic xpa の手法を知ることができました。その意識改革はありがたいです。

時代は、タブレットやスマホでシステムが動くのが当たり前になって来ています。但し、今までパソコンを前提としてシステムを開発してきたので、どのように移管して行ったらよいのか分からない状況でした。Magic xpa を導入して、端末がパソコンから脱却ができたことは大きいです。」    (情報システム部 鈴木 様)

今後:“つくる”と“つなぐ”の組み合わせで現場にしっくりくるICTの構築

「工場でもモバイル機器を利用することが身近になっていますので、事務所に戻ることなく現場で作業が出来るように、ユーザーからの要望に対し、簡易的なシステムを Magic xpa で効率的に開発し提供して行きたいと考えています。

また、そのためにも、データ連携ツール 「Magic xpi」 を利用した複数のシステム間のデータ連携を実現することも必要となります。データ連携が出来れば、 Magic xpa で開発する簡易的なシステムの効果も高まっていくと思います。」(情報システム部長 川又 様)

賞味期限確認システム