インタビュー

1.デジタルスフィア様の事業内容

~クラウドツールの組み合わせで“Assembly ERP”を提供~

 

MSJ

 

この度はMagic xpiパートナーインタビューにご協力いただきありがとうございます。まずは御社の事業内容と、得意分野についてご紹介いただけますでしょうか?

 

 

 

デジタルスフィア 宮野社長

デジタルスフィア宇野様

当社の事業における大きな土台として、「様々なクラウドツールによって個別最適化をした上で、最終的には全体最適のERPを創っていきましょう」というものがあります。以前は例えばSalesforceや販売管理、BIツールなどを個別に導入するなどしていましたが、現在は我々の全体的なサービスとして「Assembly ERP」という概念があります。その名の通り “組み合わせのERP”を、労務管理、会計管理、販売管理、営業支援、マーケティングオートメーションツール等のクラウドツールを組み合わせて提供しています。
以前のASPと呼ばれていた頃と比較して、今どきのクラウドサービスはどれもAPIが充実していて連携しやすくなっているのですが、今でもいろんな企業で “二重入力”という問題が起きています。その問題解決のために、RPAを使って連携させようとして失敗したとか、EXCELのバージョンが上がったために、連携がうまくいかなくなったとかいう話を耳にします。そういう“間をつなぐ”ところでMagic xpiの活用というのは、市場としてはまだまだ未開拓で非常に面白いと思っています。また、コロナ禍によってIT化の案件が増えていて、例えばB to B向けのWeb発注システム、いわゆるビジネス版Amazonのようなニーズも増えてきていています。多くの企業は基幹システムが既に入っているので、そのようなWebカートからの発注情報をMagic xpiで取得し、販売管理のAPIで連携して取り込むという仕組みができる。建築土木業界など、以前は当社と接点がなかったような業界でも、クラウドと基幹システムとの連携といった新しいニーズを実感しており、ここにも注力しています。

2.Magic xpiを選んだ理由

~価格の安さとスレッド単位のライセンス体系~

 

MSJ

数あるデータ連携(EAI)ツールの中で、弊社のMagic xpiを選定された理由を教えていただけますか?

 

 

 

デジタルスフィア 宮野社長

デジタルスフィア宇野様

 

最初のきっかけは、ローコード開発ツールのMagic xpaからでした。もともと当社はSalesforceのSIもやっているのですが、(Salesforceは)ユーザーライセンスなので、ユーザ数が多いとライセンス料が膨れ上がるためSI費が取りにくい状況でした。
そこでいろいろローコード開発ツールを探していく中でMagic xpaを知り何度か説明を聞いたところ、このMagic xpaというツールは聞けば聞くほどすごく安いので、(「これなら利益が出せるのでは(笑)と思い)我々としてはSI費が取れるツールだと思い、そこからマジックさんとの取り組みが始まりました。


私は、BIのコンサルタントでもあるのでETL/EAIツールは身近にあり、もともと他社のEAIツールを扱っていたのですが、Magic xpiの一番の利点として最初に思ったのは価格が安いということと、CPU数に関係ないスレッド単位のライセンス体系であることです。今までBIを導入したいろんな会社を見てきましたが、ほぼ間違いなくデータベースが原因でETLの処理が重くなってくるので、そこでCPUを足そうとすると、他のツールだと追加のライセンス費がかかるので、スケールアップが難しい。
そんな中で、(Magic xpiは)リニアに水平にも垂直にでもスケールアップできるのは非常に魅力的です。BIを長年やってきた中で一番難しいのはサイジングとトランザクション処理時間ですが、これを読むのが難しい(苦笑)。5年間ぐらい見越しておいても、すぐに追いつかなくなり、データ量が1年で5倍になってしまうようなところもあります。このように将来を読みにくい中でも、状況に合わせて調整がしていけるというライセンス体系というのは非常に魅力的で、お客様にも勧めやすい。処理能力が足りなくなったときに、ライセンスを足すか、サーバを増強するか、お客様に対して選択肢を提示できるので、我々としては助かっていますね。

3.連携ビジネスの取り組み例

~まだまだ未開拓のスキマを埋めるビジネス~

MSJ

Magic xpiパートナーになっていただいて、すでにいくつもの案件で導入されていますが、
お客様の名前をだせなくても結構ですので、今までのデータ連携案件の取り組み例について教えていただけますか?

 

 

 

デジタルスフィア 宮野社長

デジタルスフィア宇野様

我々が最初にMagic xpiを導入させていただいたお客さまは、もともとお取引がなかったのですが知り合いからの紹介で、販売管理や、基幹システムの入れ替えを提案していく中で、「こんなことができないかな?」という相談からはじまって、Magic xpiがピタリとはまったということがよくありました。

今は社名が出せませんが、ある大手企業にもアプローチしています。すでに他のベンダーさんが入っているんですが、まだ手つかずのスキマがたくさんあります。様々なシステムがバラバラに入っているので、それをみると十分案件化が考えられる。
SAPといった高価なシステムが入っているが全然動いてないといったこともよく聞きますし、いろいろカスタマイズしたことで小回りが効かなくなってしまうんですよね。御社顧客の丸亀製麺さん(トリドールホールディングス様)がいい事例なので、連携ツールのメリットを大手ユーザにもお伝えしやすくなっています。
Magic xpiは、中小企業でも大手企業でも使いどころがあるので、今まで我々がやってきた取り組みにはめ込みやすいです。Magic xpiがスキマを埋めてくれる形の提案が非常にうまくいっています。
Magic xpiを入れることによって開発工数も圧縮されるので、(ライセンス費+開発費の)全体的なコストはあまり変わらないか、ちょっと安いぐらいになるんじゃないかなと思うんですよね。手組みすると開発費が全体で1,000万超えという商談もなかなか厳しいし、リソース管理やサーバ管理の運用工数もかかります。その点Magic xpiは若干のサーバ管理はありますが、基本的にはそこにデータを保存するわけでもないので、運用面でも扱いやすい。
今までの商談ではライセンス買取り型で導入していただいていましたが、クラウドで月額8万円や15万円で使えるサービス(Magic xpi Cloud gateway)はインフラの運用も込みのサービスなので,ご提案する機会を増やしていけたらと思います。

 

MSJ

 

最後に、弊社に対してビジネス面や製品面で要望や期待することはありますか?

 

 

 

デジタルスフィア 宮野社長

デジタルスフィア宇野様

 

現在はMagic xpiで連携フローを開発できる技術者が、社内に6,7名在籍していますが、すべてが我々でできるわけではないので、マジックソフトウェアさんのパートナーさんを紹介していただきながら、全体的に一つのグループとして、いろんなお客様の課題に対応していければなと思っています。

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