社内システム「OTAS」とCTIシステムの
連携強化をMagic uniPaaSで実現

全国900社以上の導入実績を持つタクシーシステムの開発を支えるuniPaaS

全国900社以上のシステム導入実績を持ち、 タクシー業界でマーケットシェア第1位を誇る株式会社システムオリジン(以下、システムオリジン)は、創業 以来タクシー業を専門としたソフトウェア開発を行っています。基幹業務から電話受付・配車業務、さらにWebサイト制作まで、タクシー事業をトータルでサ ポートしています。

タクシー基幹業務システム「タクコン」をはじめ、多くの パッケージソフトウェア開発や、 受託開発にMagic uniPaaSが活用されています。「タクコン」には、900社の実績と現場の意見、永年のタクシー専業で培った過去の経験など、多くのノウハウが結晶さ れ、進化し続けています。uniPaaSの高生産性とメンテナンス性が支えています。

同 社では、顧客窓口として24時間365日対応のサポートセンターを設け、顧客の問い合 わせに対応しています。8年前から窓口業務効率化のため、CTIシステムを構築・導入していました。しかし、2010年、新しい課題の出現や電話設備の老 朽化から、設備の入れ替えを検討するようになりました。

電話設備の入れ替えにあたっては、CTIシステムが元々備えている機能を継承・拡張し、新たに実現したい機能を加えることが課題でした。

「一番の目的は、社内のグループウェアシステム『OTAS』との連携を強化すること、そしてその連携をuniPaaSで実現することでした。」と株式会社システムオリジン 代表取締役副社長 海野知之氏は振り返ります。

 

uniPaaSで構築されている社内システム「OTAS」

システムオリジンが社内で導入している「OTAS」は、基幹業務にとどまらず顧客管理、営業ツール等、グループウェアの枠を超えた、同社にとってなく てはならないツールです。「OTAS」では、顧客データとして、顧客が導入しているシステムやハードウェア、作業日報、営業日報、また電話対応履歴を管理 しています。このOTASとの連携により、電話をとると、発信者の詳細情報が画面に出ます。また、問い合わせの対応履歴も表示されるため、電話の一次対応 の段階で情報を得ることができ、スムーズに対応を行うことができるようになっています。

「OTAS は、Origin’s Total Assist Systemの略で、私たちにとってトータルにアシストしてくれるシステムという位置付けです。OTASは1990年にBasicで開発し、以後 Magic 5.6、V8、V9、とMagicともにバージョンアップしてきましたが、今回、uniPaaSへの移行と共にCTI連携の強化も実現しました。」(海野氏)

 

連携の全てをuniPaaSで実現

OTASとCTIシステムの連携強化にあたり、新たなネットワークを構成するため、本社にSIPサーバ「Aspire X」を導入し、電話は全て光電話に変えました。SIPサーバの制御は全てuniPaaS で行っています。uniPaaSを使って構築した理由について、海野氏は、「Magic V9までは、SIPサーバの制御部分をVBで開発していましたが、uniPaaSではActiveXが使えるようになったので、すべてuniPaaSで開 発できるようになりました。当社はMagicの技術者が多いため、全てをMagicで構築できたことは、メンテナンス性の向上にもつながります。

uniPaaS でのCTIシステム構築は初めての試みでしたので、試行錯誤で取り組みました。 システム構築で一番苦労したのは、ActiveXの制御です。どういう場合にどんなイベントが上がって、その時にどういうパラメーターが必要なのか、とい う仕様をまず理解する必要がありました。しかし、連携自体は、2日ほどで完了しました。Magicは、『作って、テストして、デバッグする』というサイク ルが容易にできるため、使うとなくてはならない、元に戻れないツールです。特にuniPaaSになってデバッグ機能が強化されていたので、非常に助かりま した。」(海野氏)

 

構築ノウハウを顧客システムにフィードバック

同社が導入しているCTIの機能は、そもそも同社がタクシー会社に販売しているシステムの機能でもあります。「そ ういう意味では、今回のシステム更新は、タクシー会社向けの販売システムの機能を強化するに当たって、その第一号として社内で試作したといえます。まず商 品として提供できるものを作ろうというのが目的の第一です。本来電話設備は既製品ですが、そこにソフトウェアを絡めることで、発展させることができます。 電話の相手先を特定し、顧客管理データを連携させて、付帯情報を表示する、という機能は、タクシー会社に限らず、様々な業種に意義のある機能だと考えてい ます。私共はソフトハウスですので、今回のシステム構築は、実験の場でもありました。お客様に導入されるシステムを、当社内でも使用することにより、課題 や新しいアイデアが生まれ、それをさらにお客様のシステムに反映させる、そういうきっかけにもなっています。」(海野氏)

連携強化後の変化について、「uniPaaS で構築したことで、修正やトラブルに対応できる人 員が増えました。共有化が実現でき、安心感があります。OTASとCTIの機能は、当社のサポート体制になくてはならないツールです。今後も機能の充実を 図り、その構築ノウハウをお客様のシステムに反映させ、ブラッシュアップさせていきたいと考えています。」(海野氏)

 

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株式会社システムオリジン(http://www.system-origin.jp/

本社:静岡県静岡市清水区天神1-3-12

設立:1983年2月(昭和58年)

資本金:4,550万円

従業員数:78名

事業内容:お客様の潜在的な問題やニーズを解決するため、システムの提案から導入・ 保守までの「トータル・ソリューション・サービス」の提供

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