協力工場18社を一斉改修
─── Magic xpaで実現した“現場最適化”のものづくりDX
はじめに
製造業の現場は、一社ごとに異なる業務フローや文化があります。
そのため、単なる「標準化」ではなく、現場ごとに合わせた「最適化」こそが真の課題解決につながります。
建設用クレーン分野で国内トップシェア、世界でも高い評価を受ける建設機械メーカー株式会社タダノ。そのグループのIT戦略を担うのが株式会社タダノシステムズです。タダノおよび協力工場の基幹システム開発・運用をはじめ、サプライチェーン全体を支えるIT基盤を構築してきました。その現場力を武器に選んだのが、マジックソフトウェア・ジャパンのローコード開発ツールMagic xpaです。

▲株式会社タダノシステムズ (株式会社タダノ 構内)
Magic xpa採用の理由
1990年代半ば、複数の開発環境を比較検討した結果、改修のしやすさと現場適応力からMagicを選定。データモデル管理や画面部品再利用のしやすさにより、IT専任者がいない工場でも運用可能な環境を構築しました。
改修スピードで業界常識を覆す
2006年の基幹システム刷新では、18社分の生産管理システムを同時改修。規模の大きな工場で1カ月、最短で数日という短期間で完了し、他の開発言語では半年以上かかる工数を大幅削減しました。わずか3名で12社分を担当した事例もあります。
「Magicなら、作り替えずに拡張し、長く使い続けられます」──木田 敏博氏(統括部長 兼 ITビジネス部長 兼 総務グループマネジャー)

▲木田 敏博氏(統括部長 兼 ITビジネス部長 兼 総務グループマネジャー)
現場の声に即応できる柔軟性
Magic xpaの一元管理機能により、仕様変更時の影響範囲を可視化しながら、ユーザーと仕様を詰めるプロトタイピング開発を実現。協力工場ごとのニーズに対応し、部品点数増加やトレサビリティ強化にも柔軟に対応しています。
サプライチェーン全体を支える“共創基盤”
この生産管理システムは、タダノ流の取引ルールに準拠しつつ、各社の事情に合わせた運用が可能。協力企業の効率化と競争力向上に貢献し、製造業全体のDX推進にも寄与しています。
「Magicを核に他ツールも組み合わせ、省力化・自動化ニーズにも対応しています」— 濱田 護氏(ITビジネス部 パッケージ開発グループマネジャー)

▲濱田 護氏(ITビジネス部 パッケージ開発グループマネジャー)
Magic xpaは、スピード・柔軟性・拡張性で製造業のDXを支える信頼の開発基盤
現場最適化と業務変革を同時に実現したタダノシステムズの事例は、その力を証明しています。
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導入企業様からの一言
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現場ごとに異なる業務フローやルールに合わせた“最適化”を重視するなら、Magic xpaは心強い存在です。仕様変更や機能追加にも柔軟に対応でき、OSや環境が変わっても長く使える安心感があります。プロトタイピングで現場目線の開発ができ、導入後も一緒に育てられる基盤を求める方におすすめします。