長年続けられてきた従来型の労働集約的な開発手法については、人に依存する傾向が高い、仕様の変更などにも弱い、開発期間が長期化する、などの生産性の向上を妨げる要素を多くはらんでいます。

そのため、業務支援の観点から求められる、変化していくビジネス環境のスピードに対応しきれていない、という課題を抱えているという現状があるのです。

ローコード開発ツールなどを提供する企業などから、より高い生産性をもたらす開発ツールや開発手法の活用を進める働きかけを始めています。

 

開発ツールを使用するメリット

リポジトリ型のローコード開発ツールは、扱うデータや機能の定義といった業務要件や、利用者に提供するインターフェースデザインのような実装要件などの基本設計情報をリポジトリに登録するだけで、業務用のアプリケーションやシステムを開発できることを最大の特徴としています。

それにより、「基本設計/詳細設計」「プログラミングなどの実装」「単体テスト/結合テスト」などの開発における工程の作業負担を大幅に軽減できる、という大きなメリットを持っています。

また、設計やプログラミング、テストなどの工程を開発ツールが担うことで、業務知識とデータベースなどのデータの取り扱いについての設計技術さえあれば、システム開発を進めることが出来るため、高スキルなエンジニアの育成や確保が不要になることもメリットと言えます。

これらシステム開発の効率化によってもビジネス環境の変化への対応速度のスピード化が実現出来ますが、さらに業務知識豊富なユーザーサイドの人間、または信頼できるSEが主体となってシステム開発を進められることにより、より業務に合わせたシステム開発を行うことができ、さらに高次なスピードでビジネス環境の変化に対応していくことが可能になるといえるでしょう。

 

開発ツールを使用するデメリット

こういったローコード開発ツールを利用することは、設計、実装(プログラミング)、テストといった工程の大きな部分をツールに依存することになります。

そのため、開発したシステムの品質を担保するのも、ツールに依存する部分が大きくなります。

できあがるシステムは、開発ツールの性能や品質に左右され、開発ツールに不具合などが生じた場合、そのツールを提供しているベンダーの対応次第では、開発がストップしてしまう可能性も秘めています。

また、開発ツールの提供ベンダーがサポートを停止したり、最悪の場合倒産して消滅してしまったりした場合、サポートやバージョンアップを受けられず、それまで作ったシステムやデータを使い続けることが困難になってしまうといったデメリットも想定しなければなりません。

 

開発ツールを選ぶためのポイントとは

開発ツールを選択する際には、プロジェクトの特性に合ったものを選ぶ、信頼できるベンダーが提供する高品質・高性能なツールを選ぶ、などのポイントが重要になるのはもちろんですが、そのツールベンダーが品質や機能の向上、新しいテクノロジーへの対応や市場のニーズを先取りするための投資を継続しているかどうかも重要なポイントとなってきます。

 

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